私は毎年、春になると健康診断を受けています。
ここだけの話ですが、採血はかなり苦手で……
恥ずかしい話、気を失いそうになり、ベッドに運ばれたことがあります。
健康診断って、身長体重、尿検査、血液検査など、いろいろ調べられますよね。
行くのが面倒だなと思うこともありますが、終わって結果を見たときには
「ひとまず安心した」
という気持ちになりませんか?
もちろん、結果次第では精密検査を受けたり、生活習慣を見直したりします。
体の問題を早期に発見し、改善していくという一つの良い機会だと思っております。
この健康診断のプロセス、会社のITにもそっくり当てはまると思います。
中小企業のITは任せきりになりやすい?
中小企業では、社内に専任のIT担当がいなかったり、兼務で手が回らなかったりするのが普通だと思います。
その結果、システム構築を外部ベンダーに依頼したり、専門外の方が一生懸命調べながら導入したりするケースも多いと思います。
ただ、ここで一度立ち止まって考えたいのが「導入したあと」です。
健康診断も、一度受けて終わりではなく、毎年のように定期的に変化を確認しますよね。
ITも同じで、導入したら終わりではありません。
定期的にコストとリスクを点検し、必要に応じて手当てすることで
はじめて安心して使い続けられます。
もし、ここ数年「ITの点検」をしていないなら要注意です。
気づかないうちに、次のような観点で課題が積み重なりやすくなります。
- コストのムダ:使っていないサブスク、重複契約、運用されないツール、不要なシステム
- トラブルで止まる:バックアップ、復旧手順の有無
- セキュリティの不安:権限/情報資産の棚卸、セキュリティソフトの導入状況
ここで大事なのは「誰かが悪い」という話ではありません。
健康診断と同じで、定期的に測っていないものは、変化に気づけないだけです。
数値で見える会社は強い
健康診断の良いところは、「なんとなく不安」を数値で把握できることだと思います。
血圧や血糖値のように、数字で見えると「何を改善すべきか」がはっきりしますよね。
会社のITも同じです。
ITの棚卸しや見える化が進むほど、ムダが減り、意思決定が速くなり
結果として「稼ぐ力」が上がり、競争に立ち向かうことができます。
実際に、中小企業白書でも、DXの取組開始が早い企業ほど、付加価値額が高い区分に属する割合が高い傾向が示されています。
(2019年以前に開始した企業のほうが、2020年以降に開始した企業より高付加価値側の比率が高い傾向)。

<出典:中小企業白書 2024年版 図表1-4-48。(chusho.meti.go.jp)>
もちろん、これだけで「IT化すれば必ず儲かる」と言い切ることはできません。
ただ、健康診断と同じで、現状を測り、優先順位をつけて改善する会社ほど強くなりやすい
この方向性は、データからも言えるのではないかと考えております。
まずは最初に見るべき観点
いきなり高度な対策は不要です。
まずは健康診断の身長、体重、視力のような最小限の基本的な項目からで十分です。
- IT費用の棚卸し:何に毎月払っているか、説明できるか
- バックアップ:取っているだけでなく、戻せるか
- アカウントと権限:退職者・共有アカウントが残っていないか
- 更新状況:PCだけでなく、ルータやNASなどのソフトウェア更新が止まっていないか
この4つを確認するだけでも、「今すぐやるべきこと」と「後でいいこと」が分かれてきます。
小さく始めて、必要なら精密検査へ
健康診断も、いきなり精密検査から始めるわけではありません。
まずは基本検査の結果を見て、必要なら追加検査へ進みます。
ITも同じで、最初は棚卸しと見える化をして、優先順位を決めるところから。
そこで初めて「ここは深掘りが必要」「ここは今すぐ手当てが必要」が判断できます。
相談するなら、まずは健康診断から
では、IT担当がいない会社はどうすればいいのか。
答えはシンプルで、健康診断と同じです。
専門知識を持ったサポーターに相談して、まず現状を測ること。
私はSIerで要件整理から導入・運用までプロジェクトを推進してきました。
机上の正論ではなく、現場が回る形に落とし込み
関係者を巻き込みながら進めることが強みです。
ITを「導入して終わり」にしないために、最初の一歩として専門家に相談してみませんか。
下記のような内容のご支援をさせていただきます。
- 現状ヒアリング(契約・運用・権限・バックアップ)
- ムダとリスクの洗い出し
- 今やること/後でいいことを整理
興味のある方は、「問い合わせ」、「X」、「note」等からご連絡をお願いします。

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